このページでは300km続くオロロンラインをドライブする中でも絶対にスルーしてはいけない必須おすすめスポットとして、初山別村(しょさんべつむら)の「みさき台公園」を紹介します。白い断崖が続く海岸線と青い海と空のコントラストは絶景!美しい景色が望めるポイントを説明していますのでぜひ読んでみてください。
【初山別村 みさき台】公園の絶景おすすめポイント5選
初山別村は人口1,100人ほどの小さな村ですが、みさき台公園には天文台や道の駅、温泉・宿泊施設、キャンプ場、パークゴルフ場、ゴーカート場など色々な施設があります。また高台から見る海と海岸線が美しく、ぜひ立ち寄って頂きたい場所なので、最初に絶景ビューポイントを紹介します。
園内マップは下記の通りです。
国道232号はマップの左側を上下に通っており、みさき台公園は国道の西に位置します。
まずは「現在地」と書かれている右側の駐車場Pに車を停めて周辺を散歩してみてください。
絶景ポイント1 木陰から見える美しい海岸線「遊具広場」
園内マップ看板の横のトイレ裏に「⑭遊具広場」があります。遊具広場といっても遊具は下の写真のようなブランコと、ちょっとしたアスレチックが1つくらいしかありませんので、ほぼ誰も来ません。
でも暑い日などは木陰のブランコでゆらゆらしたり、ベンチやあずまやもありますので、木陰から見える美しい海岸線を楽しみながらゆるゆる過ごせる穴場かもしれません。
小さな子供が遊べるような遊具は野球場の隣、⑩水辺の広場へ行ってみてください。ロングすべり台と複合遊具が少しだけあります。
絶景ポイント2 青い海と空に映える「お花畑」が絶景
遊具広場から見下ろす位置には「お花畑」があり、ラベンダーやユリ、ハマナスなどが植えられている花壇があります。下の写真は2019年7月8日の撮影ですが、ラベンダーはもう少しで見ごろ、奥に見える赤い花はユリだったと思いますが、ちょうど満開くらいでした。
「お花畑」はレストラン北極星⑤と北側のキャンプ場⑦の間にも下の写真のような感じでユリ、アヤメ、ハマナスなどが植えられています。こちらももう少しで見ごろになりそうです。
写真奥に写っている建物はバンガロー、9棟あり、予約や受付は敷地内にある「しょさんべつ温泉 ホテル岬の湯」のフロントで行います。一棟5,200~ですが、寝具や調理設備など何もないので注意してください。
絶景ポイント3 キャンプ場のある風景
大自然だけの風景も美しいんですが、駐車場と車や建造物が少しだけ入っている風景もアクセントになって大好きなので、キャンプ場の風景も紹介します。
みさき台公園のキャンプ場は3ヵ所にありますが、1つ目は天文台側の道を少し下ったところにあるキャンプ場です。天文台は道の手前、写真右がキャンプ場の駐車場、左がバンガローです。
下の写真が駐車場、右側のあずまやが水場、テントはその周辺に自由に張ることができますが、駐車スペースのすぐ後ろも芝生なので、オートキャンプのような使い方ができます。芝生もしっかり整備されていてとってもきれいでした。
こんな絶景のきれいなキャンプ場ですが、なんと無料です。駐車スペースは30台以上、予約も受け付けも不要なので早い者勝ちとなるため、夏シーズンはすぐに満車になるようです。
あずまやの更に右側にも芝生が広がり、こちらもキャンプ場エリアなので、静かな場所が好みの方はこちらにテントを張ることも可能です。
絶景ポイント4 灯台のある風景
天文台と金比羅岬灯台の間にも無料のキャンプ場があります。こちらが2つ目のキャンプ場。車の乗り入れはできないので天文台向かいの駐車場に停めてください。荷物の積み降ろしは灯台横の空きスペースに止めることができます。
オートキャンプはできませんが上の写真のキャンプ場より高い位置にあり、海抜45mほどの高台から見る日本海も絶景です。こちらの方が空いていますよ。
天文台西側のキャンプ場 初山別村ウェブサイトより引用
灯台横のあずまやが水場です。こちらのキャンプ場は海側に向かってわずかに傾斜している場所もありますのでご承知おきください。
また、天文台側のキャンプ場は夕日も絶景です。人気なのは1つ目のキャンプ場ですが、静かな場所が好きな方や夕日が好きな方は天文台側を選ぶ方もいるようです。
天気が良ければ利尻山を見ることもできます。直線距離で80kmほどありますが、標高1,721mと結構高い山なのでくっきり見えますよ。
キャンプ場の注意点としては、芝生なので直火禁止。無料キャンプ場なのでゴミは持ち帰る必要がある。ペット禁止。などです。また、開設期間は4月下旬から10月下旬までなので注意してください。
トイレは天文台の斜め向かい、バンガローの少し奥、道の駅の3ヵ所です。
なお、みさき台公園には3つ目のキャンプ場としてオートキャンプ場もありますが、景色は無料キャンプ場に比べると今一つの感はあります。開設期間は7月、8月、6月と9月は土日祝日のみ。予約や受付は敷地内にある「しょさんべつ温泉 ホテル岬の湯」のフロントで行います。電源付き区画サイトは3,500円ほど、区画無しのフリーサイトは500円ですが車の乗り入れ場できません。
絶景ポイント5 海の中に立つ鳥居と夕日の絶景
無料キャンプ場の駐車場には海岸に下りられる階段が設けられており、長い階段を降りると金比羅神社の鳥居や鳥居越しの夕日が映えポイントとして人気のようです。私は長い階段にビビッて断念しました。
また、海外沿いにも無料キャンプ場がありますが、今のところキャンプしている人を見たことが無いので少数派かもしれません。
金比羅神社の鳥居 初山別村ウェブサイトより引用
階段を上り下りするのはつらいけど、どうしてもここへ行きたい場合は、一旦国道232号へ出て豊岬郵便局方面から回ってくれば近くまで車で行くことができます。御朱印も頂けるようですよ。
しょさんべつ天文台
日本最北の天文台で、テレビドラマの舞台になったこともあります。
望遠鏡の仕様は口径65cmの反射式天体望遠鏡と口径15cmの屈折式望遠鏡を備えており、月の全体や大きな星雲や星団など広がりのある天体や、15等星の星を見ることができるそうです。
天文台の外観は下の写真のような感じで、アメリカのアポロ計画で使われた月着陸船がモデルだそうです。
初山別村のウェブサイトによると、この天文台が作られた目的は、「留萌地方の活性化、子ども達の科学する心を育てる学習の場・及び道内天文愛好者の活動の場」でもあるため、誰でも気軽に天体観測ができることが特徴でもあるようです。
したがって、入場者が少なければ望遠鏡にカメラを取り付けて天体を撮影したり、望遠鏡を操作したりできるそうです。
また、日中でも3等星以上の明るい星は観測できるようですし、太陽を観測することができますよ(通常の双眼鏡では絶対見ちゃダメですが)。詳細はしょさんべつ天文台ウェブサイトを見てください。
- 開館時間 (木曜日~月曜日 火曜日は休館)
4月1日 ~ 9月30日 10:00 – 21:00
10月1日 ~ 3月31日 10:00 – 19:00
水曜日は10:00 – 17:00 - 入館料 高校生以上200円 小中学生100円
しょさんべつ温泉 ホテル 岬の湯
みさき台公園には温泉もあって宿泊もできます。写真の右側の建物が「しょさんべつ温泉ホテル 岬の湯」。人気のホテルです。写真の左側が無料キャンプ場になりますので、ここから徒歩3分くらいです。
キャンプ場から温泉に向かう道は徒歩専用なので、車で行く場合は野球場側の道を通って迂回してください。
私は車中泊なのでホテルには宿泊していませんが、日帰り入浴で利用していますので紹介します。
入浴料は500円。大浴場、露天風呂、気泡風呂、水風呂、サウナなどがあり、日没前なら露天風呂から絶景の夕日が見られるそうです。
下写真奥の2階建ての建物がホテル、手前の平屋建ての建物は道の駅「ロマン街道しょさんべつ」です。ちょっと小さめの道の駅かもしれません。左側はゴーカートコースです。
しょさんべつ温泉 ホテル岬の湯 初山別村ウェブサイトより引用
ホテル併設のレストラン「花みさき」は宿泊者以外でも食事をすることができます。特産の甘エビやタコ、夏場は真フグの名産地として有名で、天然ふぐの天ぷらや照り焼きがおすすめになっています。値段も千円台と手ごろなので、6~7月に行かれる方は試してみてください。
(漁の状況によって提供できない場合もあるそうです)
■営業時間(通常時)
午前6:30~午前7:30(午前8:00退館)
※朝は大浴場と露天風呂のみとなります。
午前11:00~午後9:30(午後10:00退館)
人気のホテルですが、ホテルのウェブサイトには館内施設の詳細が載っていませんので各旅行サイトでチェックしてみてください。
まとめ
- 初山別村のみさき台公園は、オロロンライン300kmの中でも絶対スルーしてはいけない絶景ポイント。
- とっても美しいキャンプ場が無料で大人気。
- 灯台と夕日の風景も絶景。ぜひ泊まってみてください。
- 天文台では望遠鏡を操作できたり天体を撮影したり見たい星を見せてもらえるかも。