このブログは、ただ単に北海道の一般的な観光スポットやドライブコースを紹介しているだけではありません。
「どうせ移動するなら、車が少ない絶景の道を、気持ち良く、のんびり、ゆったり、ゆる~く走りたい!」というピンポイントの方に、私が実際に多くの道を走って体験・検証した中から、おすすめのドライブルートを提案しています。
したがって、走行距離や時間を優先したい方には遠回りになるかもしれません。
あっ、ちょっと待って!
もちろん最短距離や最短時間のルートも実際に走っていますので、こっちを優先したい方にもそのルートを併せて紹介していますし、ビューポイントも定番から穴場まで絶景を紹介していますので、みなさんに楽しんでいただけると思います。
また、北海道ドライブ歴20年以上、走行距離は北海道10周分、一人旅、夫婦旅、家族旅など、様々な条件で北海道ドライブを経験していますので、いろいろなパターンでおすすめを紹介しています。
ここで提案したルートを元に、部分的に最短時間ルートを組み込むなど、皆さんオリジナルのドライブルートを作って楽しんで頂きたい。というのがこのブログの目的です。
『北海道ゆるドライブ』の概要
北海道はとっても広いため、観光スポット間を移動するには最短ルートを通るのが普通です。
しかし「北海道ゆるドライブ」では、最短距離でも最短時間でもなく、「快適ゆるゆる」のキーワードを優先したドライブルートを紹介しています。この、快適とゆるゆるってどんなことなのかを説明します。(安易なタイトルですみません)
こんにちは、説明担当の「快(かい)」です。
名前の由来は「快適ドライブ」です。
快適でゆるゆるなドライブを楽しんでいただけるよう記事を書いています。
こんにちは、「ゆるる」です。
「ゆるゆるドライブ」から安易に名づけられました。
読者目線の鋭い質問でツッコミたいです!
北海道って、めっちゃスピード出すイメージだから、逆に快適ゆるゆるって、特徴的なブログですね。
キーワード:『快適』
「北海道ゆるドライブ」では、道路を「単に移動するための道」と考えるのではなく、「道路も観光地帯」ととらえています。したがって、「走っているだけで楽しい!気持ちいい!」と感じる快適ルートを優先して走ります。
周りの景色だけではなく、車が少ない、路面が荒れていない、運転しやすい、などを考慮して総合的に「快適さ」を判断しています。
それって、遠回りすることもあるんですよね?
一見すると遠回りですが、『道』そのものが観光地なので、遠回りという感覚ではないんです。
キーワード:『ゆるゆる』
北海道を旅する方は、一週間以上など長期旅行の方も多く、特にキャンパーの方々は、細かい目的地は決めず「今日は北へ向かう」「右回りで一周中」など、ノープラン好きの方が多く、驚きやサプライズを楽しんでいるようです。
「ゆるドライブ」という言葉も計画を立てないイメージですが、実は行きたい場所やチェックポイントをできるだけたくさんリストアップしておき、基本となるルート計画をしっかり立てます。本当にノープランだとすぐ近くにあった絶景ポイントを知らずに通過してしまうので、それだけは避けたいんです。
しかし、すべて回り切れないので、現地の状況や天気・時間帯・雰囲気で優先度を判断し、行き先を選択します。この判断がゆるゆるです。考え方としてはノープランに近いのかもしれません。
それ、適当ってことですか?
ゆるゆる≒効率的で柔軟性が高いってことです。
以前、ナビや地図をあまり使わずに旅をしている方に出会ったことがあります。当然道に迷って、マイナーな目的地にはなかなかたどり着けないんですが、迷うこと自体や、目的地が見つかった時の達成感を楽しんでおられました。
また、「ゆるドライブ」はキャンプの設備も本格的なものではなく、自分の車ごとフェリーに乗って、車とともに北海道へ行きます。したがって、普段使っている生活用品やその辺にあった使えそうなものをとりあえず車に乗せておく感じで、本格的ではないという意味のゆるゆるさです。
「快適さ」と「ゆるさ」の具体例
出発地から目的地に行くまでルートは複数ありますし、碁盤の目のような道の場合は何パターンもルートがあります。
こんなとき、1つ目の交差点を曲がった方が良いのか?2つ目?3つ目?。その次の交差点も何番目を曲がるのが最も「快適」なのか?
どの交差点を曲がっても同じような時間で目的地には到着できるんだけど、どうせなら「快適でゆるゆるなドライブがいい」ですよね。
そこで、このような多くのルートを私が実際に走り回って体験し、比較し、その後に検証した結果、おすすめできる「快適ゆるゆるドライブルート」を提案しています。
北海道ドライブでの「快適さ」ってどんな感じ?
コース選定の最優先ポイントは、走っていて「快適で楽しい」ことです。この「快適さ」、具体的には次の4つです。
周囲の景色は『草』しかない
ドライブ時期は主に6月~9月の4ヵ月くらいを想定していますので、理想は「道路の両側が緑の草のみ」であることです。こんな道が10km以上続けば最高です。
まず想像してみてください。
道の両側には草しかない直線道路を。めっちゃ快適で楽しそうでしょ?
草じゃなくて牧草地や農作地帯などでもまあOK。
緑っぽければ何でもOKです。
快適だと思いませんか?
想像してみました。こんなイメージかなぁ...
あっ...な、なんもねぇ~~
しかも緑っぽければって...(ゆるいなぁ)
なお、砂利道は私有地だったり農耕者専用の場合もあり得るので、明らかに公道とわかっている道以外は走らないようにしています。
周囲の景色は、右側が『草』、左側が『海』
草だけじゃなくて、道路の右側が草、左側が海、逆でもいいけど。
これもめっちゃ快適そうで楽しくないですか?
は、はい。草だけよりはいいけど...
想像してみると...こんなイメージかなぁ...
こっちもなんもねぇ~~
他の車が走っていないこと。
どうせ走るならやっぱり空いている道の方がいいですよね。したがって、必然的に市街地や住宅地は避けて走ることになります。そこそこ遠回りになっても市街地は避けます。限度はありますが。
つまり、市街地や住宅地を避けるということは、周囲の景色が緑っぽくなります。まあ草ですね。めっちゃ快適そうで楽しくないですか?
また草! ま、まあ混んでるよりはいいけど...
もう一度想像してみると、こんなイメージかなぁ?...
やっぱなんもね~~
なお、市街地を避けるといっても、細い路地のような生活道路は走らないようにしています。Google Map に従うと生活道路にも入ってしまう場合があるので注意が必要です。
北海道の広大さを感じられる道であること。
北海道に行く目的は、やっぱり広大さを感じることがメインですよね。したがって、周囲には視界を遮るものが無く、広範囲で地平線が見えることが理想です。
視界を遮るものが無くて地平線が見えるってことは、周囲の景色はだいたい想像できますよね。めっちゃ楽しくないですか?
地平線が見えるんでしょ、こんな感じかな?
にゃぁ~~~
やっぱ草かよ!
以上をまとめると、北海道ドライブでの「快適さ」ってどんな感じ?
➡これまで説明したように、草って感じです。これを基本としておすすめルートを紹介しています。
北海道ドライブでの「ゆるさ」ってどんな感じ?
コース選定のもうひとつのポイントは、ゆるゆるで楽しいことです。この「ゆるさ」、具体的には次の3つです。
「滞在時間はゆるゆる」雰囲気次第で随時対応
ドライブルートの計画はしっかり立てますし、立ち寄りポイントも決めます。滞在時間や移動時間も経験と計算から現実に即した時間を算出しています。
しかし、サブルートも複数考えておいて、現地の天候や雰囲気に応じてルートをゆるゆる変更できるようにしています。
例えば、一般的なビューポイントでなくても、気に入った場所があれば立ち止まって景色を楽しんだり長く滞在しますし、快適な道は一度引き返してもう一度走ったりします。
走行距離は少なくないんだけど、なかなか前に進まないゆるゆるドライブって、楽しくないですか?。
え、観光地じゃないんでしょ?早く先に進みたいんだけど。
ちなみに、私は10kmほどの道を一日で4往復したことがあります。通常10分くらいですが、このときは100分かかりました。
これくらいゆるゆるです。
それ、変態じゃん!
(やった!鋭いツッコミ)
「ドライブルートはゆるゆる」天候次第で随時対応
夏の北海道は霧やモヤが発生することも多く、天気は随時変化しますし、時間によって日の当たる角度も変化します。
基本的な考え方は、「なるべく逆光にならないようなルート設定」をします。
そのためには、3日ほど先の天気を予想して、今日は多めに移動した方が良いのか、明日のほうがいいのか、などを判断して計画をゆるゆる変更します。
明日の天気は急に変わることもあるので、今日できることは今日のうちに見ておくことも基本です。
雨とか降った場合はどんなルートになりますか?
やっぱり屋内中心です。博物館・美術館・ショップなどに入ります。
え?ドライブルートの周りには草しか無かったけど...
そういう時は雨雲から逃げます。広い北海道なら逃げ切れます(体験済み)。
キャンプ・車中泊グッズはゆるゆる
ホテルや旅館にも泊まりますが、キャンプもします。
タープはシートっぽいやつ2枚を強力マグネットで車にくっつけるだけ。ミニバンなのでバックドアを跳ね上げてそこに引っ掛ければ1分で完成です。
テントはワンタッチ式の3秒で開き30秒で畳めるやつです。広くはありませんが、人間は車中泊なのでテントで寝ないから十分です。
は?テントで寝ないの?
テント張る意味ね~
テント張ったほうが雰囲気出るし。
見るだけかい!ゆるゆるの限界超えてる...
基本的に焚火はせず携帯用ガスコンロを使います。準備も片付けも楽なので。
でも、たまには焚火しますよ。何も焼かないけど。
は?なんも焼かないの?
焚火する意味ね~
焚火あったほうが雰囲気出るし、見るだけの人もいるし。
見るだけかい!まあ焚火はちょっと分かる。
したがって、雨の日にはテントを張りません、色々と大変なのでホテルに泊まります。
それ、面倒なだけっしょ?
ゆるゆる≒合理的・効率的なだけです。
車中泊は原則としてオートキャンプ場です。オートキャンプ場とは、テントの隣に車を乗り入れて使用することが認められているキャンプ場です。車の使用はできますが、エンジンのかけっぱなしは当然ダメです。
道の駅の駐車場は宿泊NGですが仮眠はOKです。宿泊と仮眠の違いが曖昧だし、車外に何も出せなくて不便なので、原則使いません。本当にキャンプ場が無かった時の最終手段として仮眠する場合はまれにあります。また、車中泊OKの道の駅も少ないですがあります。
まとめ
『北海道ゆるドライブ』とは、車が少ない絶景の道を、気持ち良く、のんびり、ゆったり、ゆる~く走ることです。