えりも岬・広尾町方面から十勝平野の南部を通り帯広市の中心部へ向かう場合、一般的には国道236号を道なりに走れば良いのですが、ゆるドライブとしては満足できません。そこで、ゆるゆる快適に走れるルートを2年かけて探しましたので紹介します。複数のルートがありますので、皆さんの好みに応じて選択して頂きたいというのがこの記事の目的です。
(アイキャッチ画像は扇ヶ原展望台 北海道無料写真素材集 DO PHOTOウェブサイトより引用)
えりも岬(襟裳岬)から帯広へ北上するルートは4択
えりも岬方面から帯広市の中心部へ向かうルートは主に4つありますのでそれぞれの特徴を簡単に説明します。どのルートも走りやく、避けた方が良いルートはありませんので、各ルートの特徴に応じて個人の好みで決めて頂ければ大丈夫です。
目的地はマップ作製の便宜上JR帯広駅としていますが、ホテルや観光の中心は駅の北側になるので適宜調整してください。
山沿い西側ルート (道道55号➡国道236号)
大樹町の道の駅コスモール大樹を起点とすると、大樹町の街中を走り歴舟川(れきふねかわ)を渡ったらすぐに道道55号に入ります。この道はとりたてて景色が良いというわけではありませんが、とっても走りやすい割に車もあまり通らない道なので、ゆるゆる走るドライブに向いています。
国道236号に合流するまでの道道55号沿いには立ち寄りスポットは何もありませんが、近くには花畑牧場のラクレットカフェやショップがあるので興味のある方は寄ってみてください。
道道55号は「道の駅なかさつない」の手前で国道236号へ合流し、旧広尾線の幸福駅や愛国駅などを通ります。ここは特に女性に人気のスポットなので、このあとの項目で紹介しています。
また、国道236号に合流せず、札内川の西側の直線道路、例えば道道240、216なども直線道路と広大な農作地帯を見ることができるのでおすすめです。
この周辺にはおすすめポイントも多くあるので別記事として紹介します。
「帯広・広尾自動車道」 無料でちょっとだけ景色が良い
帯広広尾自動車道は虫類大樹(ちゅうるいたいき)インターチェンジから帯広ジャンクションまで続く60kmほどの道で、片側一車線の対面通行です。帯広ジャンクションでは富良野・札幌方面へ続く道東自動車へ接続しており、大樹町の南側は20kmほど延長される計画もあります。
このルートのポイントは、無料の自動車専用道路なので時間が節約できることと、高速道路なので高架になっており、少しだけ高い位置を走るのでちょっとだけ景色が良いことです。途中に寄り道する予定が無い場合は自動車道がおすすめです。
ここで迷うのは、帯広川西ICで降りるか芽室帯広ICで降りるか?
ICから帯広駅まではどちらも片側2車線。それほど混雑もなく走りやすい道ですし、距離もほぼおなじなので好み次第です。
そこで、実際に両方のインターチェンジから帯広駅へ向かってみた結果、個人的には手前の帯広川西ICで降りて国道236号で中心部へ向かうルートをおすすめします。
その理由は、帯広川西ICの方が12kmほど手前で降りられるので10分ほど時間を節約できますし、国道236に出れば左折だけで帯広駅まで行けますので迷うところもなくスムーズに到着できる感じがします。
(芽室帯広ICより先は有料区間となりますので注意してください)
国道236号 道なりに走るだけでOK
ずーっと道なりで走りたい場合はこのルートになります。
大きな十勝平野を走る国道なので一般的なルートですが、札内川沿いや畑の境目などは意外と背の高い木が多いため景色を楽しむ感じの道ではありません。
帯広空港ルートは最短距離 (道道238号➡道道109号)
大樹町の道の駅コスモール大樹を起点とすると、下記マップのように国道236号を右折して道道238号を走ります。
この道沿いには十勝スピードウェイ、ピポパ(道の駅さらべつ)、帯広空港などがありますが、特に立ち寄りポイントでもなく、景色が良いというほどでもありません。でも、車も多くなく直線の部分も多いので、ゆるドライブ向きです。
私もこのルートは帯広空港以外に立ち寄っていませんが、車が少ない直線道路なので走りやすい道ですよ。最短距離ルートになるので、こういう道のあるんだなぁ、程度で気が向いたら走ってみてください。
まとめ
- えりも・大樹町方面から帯広中心部へ向かうルートは主に4つ。どのルートも走りやすいので好みに応じて選択してください。
- 道道55号 とっても走りやすいうえに車も少なく快適ドライブができます。
- 帯広広尾自動車道 無料です。途中でどこにも立ち寄らず早く着きたい場合に最適。少しだけ高い位置を走るため景色もまあまあです。
- 国道236号 ずーっと道なりで走りたい場合はこのルート。
- 帯広空港ルート 最短距離ルート。