新千歳空港から富良野・美瑛方面へのアクセスルートをGoogle Mapで検索すると3つのルートが表示されます。しかし、快適ドライブルートの観点からは、どのルートも一長一短があるため多くの方にお勧めできるルートがありません。
なぜおすすめが無いのか?
各ルートの特徴を説明しますので、みなさんの旅のスタイルに応じてどのルートをにするか参考にして見てください。おすすめルートは無いままだと富良野へ行けないので、このブログとしては妥協コースとして三笠ルートが結論となります。
(営業時間・定休日・料金などは変更される場合があります。お店の公式サイトで最新情報を確認してください。)
『三笠ルート』最短距離の桂沢湖~富良野 国道452はデコボコ道
富良野へ向かう最短距離は下のマップに示すように、国道337を北へ向かい、岩見沢市、三笠市、桂沢湖と走り、国道452経由で富良野市の西側からアクセスするルートになります。例えばファーム富田までは約130km程度、有料道路を使わず最短距離で行けるため一般ルートになっています。
デメリット
せっかくの最短距離ルートですが、桂沢湖から富良野方面に向かう国道452はあちこちで道路が傷んでおり、「つぎはぎだらけのパッチワークの道」が断続的に15kmくらい続きます。
時間にすると断続的に20分程度ですが、 私はこの補修による段差の振動が非常にストレスに感じますし、札幌~富良野の最短ルートでもあるため、夏シーズンの週末などは交通量が多く、我慢のドライブになっています。
じゃあ、あまり通ったことないんですか?
4回通りました。
けっこう通ってるじゃん!
別のおすすめルートがあるんでしょ?
無いです...
メリット
メリットは、新千歳空港から富良野へアクセスする「最短距離ルート」です。しかし「最短時間ルート」ではないため、正しいメリットは、最短距離ルートであり、有料道路を使わずに行ける最短時間ルートということになります。メリットがこれだけだと寂しいので、いくつかの立ち寄りスポットを紹介します。
立ち寄りスポット
道の駅 マオイの丘公園
大きな道の駅でショップやレストランがあり農産物直売所も多くにぎわっています。4階の屋上展望台からは、まあまあの丘と平野の風景が見られます。
ハイジ牧場
割と大きな観光牧場。季節によりますが仔ヤギへの哺乳体験や動物とのふれあい、各種手作り体験などができます。高台にあるため景色は良いですが、入場料(1,000円程度)をケチって行っていません。
ゆにガーデン
由仁町にある非常に広大な英国風庭園。「幸せ」をテーマにした花いっぱいの公園ですが、入園料(700円程度)をケチって入ったのはショップのみです。ランチバイキングは入園料込みで2,000円なので、こっちはお得かも。
出典:ゆにガーデンWebサイトより引用
北海道グリーンランド
いわみざわ公園内にある遊園地です。入園料(1,700円程度)のほかにアトラクションごとに料金がかかるのと駐車料も500円程度かかるので行ったことはありません。
オートキャンプ場もあり、利用者は遊園地の入園料が半額になりますので、ピンポイントで当てはまる方は利用してみてください。キャンプ場の詳細はいわみざわ公園のWebサイトに詳細が載っています。私はバラ園を散歩しながらソフトクリームを食べただけです。
出典:いわみざわ公園Webサイトより引用
三笠高校生レストラン
食物調理科の高校で、調理や接客の研修の一環として、一般の方に料理やパン・スイーツなどを提供しています。とっても美味しいと評判で、いつも満席になるようです。スタッフは高校生なので営業日は授業のない土日休日や夏休みなどです。
三段滝
落差10mほどの三段の滝。20台ほどの駐車スペースがあるので休憩したくなったら立ち寄ってみてください。トイレもありますが女性には向かないかも。ここはちょっとマイナーなので写真載せておきます。
『占冠ルート』最短時間の占冠~富良野 道東自動車は景色が見えない
もう一つの選択肢は、道東自動車道を通って占冠(しむかっぷ)経由で富良野市の南側からアクセスするルートになります。
デメリット
最短時間で富良野方面へアクセスできますが、千歳東IC~占冠ICまで道東自動車を使うことになり1,900円ほどの料金がかかります。また、この間には8ヵ所のトンネルがあるため景色が見えませんし、トンネル以外の道も視界は広くありません。
基本的に片側1車線となっており、数カ所の2車線があります。このため週末などに札幌方面へ向かう場合は渋滞が発生し、私も遭遇したことがあります。
占冠からは国道237を走って富良野へ向かいます。特に立ち寄りスポットはありませんが、交通量も少なめで走りやすい道です。
メリット
メリットは、新千歳空港から富良野へアクセスする「最短時間ルート」です。 三笠経由より20分程度早く到着する最短時間ルートであり、例えばファーム富田までは2時間ほどで到着できます。
これだけだと寂しいので、いくつかの立ち寄りスポットを紹介します。
立ち寄りスポット
箱根牧場
小さめの観光牧場ですが動物とのふれあいや手作り体験ができます。私たちは牛の乳しぼり体験をしました。トウモロコシ畑は下記の写真のように迷路になっていて、畑の中に入って遊ぶことができます。
トウモロコシの高さが2m程度あるので外が見えず、大人でも本気で迷います。
周囲が見渡せる高さだと5分程度で抜けられそうな迷路ですが、私は子供と一緒に迷って20分ほどかかってしまいました。
下記のマップは千歳東IC付近から箱根牧場までのおすすめルートです( Ⓐは千歳東IC付近の国道337、Ⓑは箱根牧場)。
最短ルートではありませんが、国道337を右折してから東へ向かう道は、北海道らしい広大な農作地帯を快適に走ることができてとても気持ちいです。
右折の目印は、瞼淵川(けぬふちがわ)を渡ると左手に赤い鳥居が見えます。ここから300mほどで案内標識がありますので、「新川」方面へ右折してください。あとはナビに従って道なりで大丈夫です。
夕張市石炭博物館
夕張市や石炭の歴史から掘削機・手掘りの様子や炭鉱内部が再現されており、実際の石炭層に触れることもできて意外と楽しいです。
主要コースから離れているためちょっと立ち寄りづらいですが、岩見沢市方面へ抜ける道も悪くないので雨の日などにちょっと立ち寄るにははおすすめです。
『日高ルート』苫小牧~富良野なら国道237日高経由がおすすめ
苫小牧(とまこまい)から富良野へ向かうのなら、高速道路を使わず日高方面から国道237号を通り、占冠経由で南側から富良野に入るルートも選択肢に入ります。 私はフェリーで苫小牧東港に入ることが多く、このルートを走りますので番外として紹介します。
国道237はほぼ山の中なので景色がいいとは言えませんが、交通量も多くなく走りやすい道です。 但し、立ち寄りスポットも特にないので2時間半ほど走るだけになってしまいます。道の駅は、「樹海ロード日高」と「しむかっぷ」の2つありますので、どちらかで休憩しましょう。
どちらの道の駅も大きめなので、ショップやレストランが複数ありトイレもきれいでした。私はそれぞれ3回ほど立ち寄りましたが、どちらもおすすめできます。しむかっぷの方がやや混んでいた印象です。
まとめ
- 最短距離の三笠ルートは国道452号の道路状態が良くない。
- 最短時間の道東自動車はトンネルが多くて景色が良くない。
- 苫小牧から向かうなら国道273号日高経由がベスト。
どちらも一長一短なのでこの記事ではおすすめルートはありません、みなさんの好みで選択してください。
個人的にはどの経路を使うの?と言われれば、最近はフェリーで苫小牧に到着する場合がほとんどなので、日高・占冠で富良野に向かいます。
新千歳や札幌から向かう場合は高速料金をケチって三笠ルートを選んで20分のデコボコ道は耐えます。
ファーム富田については、おすすめの日や時間帯、おすすめスポットなどを紹介していますので、ぜひ読んでみてください。